2011年01月31日
ノルディックのお客様、案内しました
このメンバーを案内したとき、あるお客様からうれしいお話をお聞きしました。
城跡内の大隅にある洞窟(グスク時代は隠れ脱出ルート)に入ったことがあるというのです。
お話しして下さったのは本部町にお住まいの、県立北山高校15期生の〇〇勝弘さん。
当時陸上部だった仲間たちと城跡まで走ってきたときにみんなで探検したそうです。
ひとりがなんとか腹ばいになりながら進むことができるせまい自然洞窟が志慶真川沿いまで続き、中腹斜面にある出口に抜けられたということです。中は上ったり下ったり複雑で、その長さはよく分からないが通り抜けるのに30分ほど要したということです。今から40年近く前のことです。
現在、その場所には人が立ち入れないようにフェンスでフタがしてありますが、模型にはその脱出口の場所も明示しています。
勝弘さん曰く、当時の城跡の様子(風景)を鮮明に覚えているが、今と違って人の手がほとんど入ってなかったあの頃の方が遺跡がいろんなことを語りかけてくれた気がする。整備される前の原風景がなつかしいとおっしゃっておられました。
昔の姿を知る人たちの多くが異口同音にそのようなことをおっしゃいます。
今帰仁城跡が首里城公園のようになってしまったら、今帰仁城跡の魅力の大半は失われてしまう。私もそう思います。
Posted by ミチさん at 00:46│Comments(0)
│グスク日記