2008年12月25日
ウチナーヤマトゥグチ講座が始まるよ!
標準語の母音 a,i,u,e,oは、沖縄方言では a,i,u,i,uと、3母音であらわれます。例えばウディ(腕)、フシ(星)、ククル(心)のように。
e,oという母音は特別な発音で、標準語的です。
標準語に接する機会もなく、方言だけを話してきた世代は、セワ(皺)、オデワ(腕輪)、ソワル(座る)のようなウチナーヤマトゥグチをつくりました。
この類推(過剰一般化)による、方言でも標準語でもない形は、現在ではみられなくなりました。(“ちゅくとぅば” by 沖大教授・高江洲頼子①『オデワ』)
沖縄では、伝統方言を自由に使えるお年寄りも、聞いても外国語のようでわからない子どもでも、標準語を話すとき、たいてい方言の影響を受けた「ウチナーヤマトゥグチ」になります。
方言の影響によって、標準語とどのようにずれているか、これから15回にわたり紹介したいと思います。
新執筆者紹介:
高江洲頼子(たかえす・よりこ)
1958年生まれ。沖縄市泡瀬出身。
沖縄大学教授。
論文に「ウチナーヤマトゥグチ」「渡名喜方言の助詞について」「世界のことば・辞書の辞典」(共著)など。
(沖縄タイムス 12/23朝刊より)
e,oという母音は特別な発音で、標準語的です。
標準語に接する機会もなく、方言だけを話してきた世代は、セワ(皺)、オデワ(腕輪)、ソワル(座る)のようなウチナーヤマトゥグチをつくりました。
この類推(過剰一般化)による、方言でも標準語でもない形は、現在ではみられなくなりました。(“ちゅくとぅば” by 沖大教授・高江洲頼子①『オデワ』)
沖縄では、伝統方言を自由に使えるお年寄りも、聞いても外国語のようでわからない子どもでも、標準語を話すとき、たいてい方言の影響を受けた「ウチナーヤマトゥグチ」になります。
方言の影響によって、標準語とどのようにずれているか、これから15回にわたり紹介したいと思います。
新執筆者紹介:
高江洲頼子(たかえす・よりこ)
1958年生まれ。沖縄市泡瀬出身。
沖縄大学教授。
論文に「ウチナーヤマトゥグチ」「渡名喜方言の助詞について」「世界のことば・辞書の辞典」(共著)など。
(沖縄タイムス 12/23朝刊より)
Posted by ミチさん at 00:44│Comments(0)
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