天(ていん)と―目当(みやー)てぃ

ミチさん

2009年11月20日 18:18

 「天とー目当てぃ」とは、天と空を目当てに行動する、の意。

 基盤型の汀間集落はフクギ垣で被われて、昼でも薄暗いほどでした。

暗闇の夜道は一歩も見えず、

ハブがいるのでは、

幽霊が・・・と

恐るはぬ 目ぐるぐる ひちょーてぃ」(恐いので、目をキョロキョロさせて)フクギのすき間から見える、

明るい天、

空を見上げて一目散に走ったことでした。


汀間(ていま)ぬすーじ道や

フクギ打ち被(かん)てぃ

暗闇ぬ夜道(ゆみち)

天とー目当て(みーやてぃ)



( 山内範正・県うちなあぐち会名護支部副会長、“ちゅくとぅば”⑥、沖縄タイムス 11/18 )


執筆者については
http://michisan2.ti-da.net/e2865412.html

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