おススメTV:NHKスペシャル「ラストメッセージ 井上ひさし“最期の作品”」(今夜9時)

ミチさん

2013年05月04日 19:42

「私はいつも沖縄がどこかにこびりついてる」
「小さいころから日本のさまざまなつらいことを沖縄の人が引き受けてくれたと思っている」。
劇作家の井上ひさしさんは2001年7月の本紙インタビューでそう語った

 ▼「同じ日本人なのにひどい目に遭った人たちのことをずっと書くことが仕事」としていた井上さんが生前、最後まで執筆に執念を燃やしたのが「木の上の軍隊」

 ▼終戦を知らずに2年間、日本兵2人がガジュマルの上で潜伏した伊江島での実話を題材にした作品。10年に企画されたが、井上さんの急逝で幻の作品となった

 ▼遺志を継ぎ、若手劇作家が段ボール10箱分に上る膨大な資料と残された1枚のメモを基に脚本を仕上げた。5日から東京・渋谷のシアターコクーンで上演されている

 ▼本土出身の上官と島で生まれ育った新兵は沖縄戦を生き延び、木の上から米軍基地建設を目撃する。沖縄への差別や犠牲の構図が2人の葛藤によって浮き彫りになる。新兵は上官との決定的な差に気付き、「上官たちは悲しくない。この島がどうなっても」と迫る

 ▼終幕、沖縄で収録したオスプレイの回転音が響き、木の精の「語る女」が「矛盾の戦いは終わらない。終わってもなお、続く」と告げる。この舞台は沖縄を描くことで、日本のあり方を問うている。(与那原良彦、沖縄タイムス4/13「大弦小弦」、記事原文はこちら


 
(沖縄タイムス4/5、記事原文はこちら



NHKスペシャル「ラストメッセージ 井上ひさし“最期の作品”」

2013年5月4日(土) 午後9:00~午後9:50(50分)  NHK総合

作家・劇作家の井上ひさしが亡くなってから3年。死の間際まで執念を燃やし続けた未完の戯曲「木の上の軍隊」がこのほど完成した。作品に込められた最期のメッセージを探る 詳細 作家・劇作家の井上ひさしが亡くなってから3年。死の間際まで執念を燃やし続けた未完の戯曲「木の上の軍隊」が、この春、遺志を継ぐ人びとの手で完成した。沖縄戦で、日本兵が戦争が終わったことを知らず2年間を樹上で過ごした実話に基づく作品。形にしたのは、井上が絶大な信頼を置いた演出家・栗山民也と、若手脚本家・蓬莱竜太、娘・麻矢。主演は藤原竜也。作品が生まれる過程に密着。井上ひさしの最期のメッセージを探る。 (番組HP


http://www.dailymotion.com/video/xyrepl_yyyyy-yyyyyyyy-yyyyyy_creation


5/5追記

 
(琉球新報4/29)


5/6追記

上で紹介した目取真俊著「魚群記」(短編小説集第1回配本)は
注文・流通システムの問題で、アマゾンさんへの在庫補充が追いつかず、出版元である「影書房」へ直接発注をかけられた方がいいとのことです(受注後即納品)。
http://www.kageshobo.co.jp/main/books/medorumashun.tanpenshousetsusensyu.html#medorumasyuu_1


5/6追記
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 (連載「亀裂の回廊 主権・国家を問う」(4)金平茂紀、沖縄タイムス 2013.05.02)



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