仲井真氏は信じられるか
【11・28 沖縄県知事選】を特集した週刊金曜日(10/22号)の表紙はズバリこれ
普天間返還、辺野古移設の日米合意をめぐり大きな意味をもつ
沖縄県知事選(11月28日)を前にして次の3氏が寄稿している。
横田 一(ジャーナリスト):仲井真氏は信じられるか
川内博史(民主党衆院議員):「伊波氏が勝てば日米両政府もグアム・テニアンだ」
伊田浩之(本誌編集部):歪められた沖縄の民意 ~官房機密費約3億円が沖縄知事選(1998年)に流れ込んだ証拠~
この他にも
<教科書が危ない 2010>
俵 義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長):小学校新教科書の仰天内容
星 徹(ルポライター):横浜市で使用が始まった自由社版中学校「歴史」教科書の仰天内容
など個人的に興味深い記事が目白押しだ。
もう店頭からは消えてしまったかもしれませんが
バックナンバーを取り寄せるか近くの図書館で読んでみてください
最後にこの号の編集長後記を紹介しておきます。注視すべき10月の日本の状況をコンパクトにまとめています。
編集長後記
政治問題は永田町(の予算委員会)ではなく、地方の現場で起きている。
沖縄県では11月28日に県知事選の投開票がある。沖縄の民意は、新しい米軍基地はいらないということだ。地元では戦後最大の高まりを見せている。自民党ら基地推進派がかつぎ上げた仲井眞弘多県知事(沖縄電力元社長)でさえ、県外移設を明言した。
山口県では中国電力と経済産業省が原発新設のため瀬戸内海を埋め立てようとしており、地元民は緊迫している。広河隆一さんの『DAYS JAPAN』と協力し、小誌も反対声明を出した。
愛知県では生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれている。この閉会を地元の大企業、トヨタ自動車は息を潜めて待っているらしい。同社は県内の里山を切り開いて巨大なテストコースを建設する予定。COP10終了まで建設に着手しないというのがもっぱらの噂だ。
基地や原発は経済生活のために自然や暮らしや絆を破壊する。政治は何を目指しているのだろうか。 (平井康嗣)
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