ショックな出来事が もうひとつ
創刊号から愛読してきた フォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPANが“平成”とともに 消えてしまうことを
11月20日発売の最新号で知りました。
諸外国で類似の書籍が廃刊に追い込まれる中、フォトジャーナリスト広河隆一氏が15年前に立ち上げ世界的に高く評価されていたのが「DAYS JAPAN」でした。
日本の、そして(もしその英語版が可能なら)世界中のすべての中学校と高校と大学の図書館に常備し、生徒や学生、教員が手にすることができたら絶対に世界はいい方向に変わるにちがいないと私に思わせたすばらしい本でした。
11月20日に発売された最新号の最後に、その広河隆一氏が苦しい胸の内を語っておられます。
DAYS JAPAN12月号 目次
表紙:解体が進む都営霞ヶ丘アパート。2016年6月11日 Photo by Shinya AOYAMA
特集 非情なる東京オリンピック 「平和の祭典」の破壊と排除
1 引越し代だけ渡されて……
都営霞ヶ丘アパート強制退去
写真・文/青山真也(映像作家)
2 売られる公共の場
追われる野宿者
話/小川てつオ(野宿者)
3 インドネシア・現地ブラック企業から買い付ける木材
森林伐採天国からの悲鳴
文/レインフォレスト・アクション・ネットワーク
4 暴走するオリンピック
「資本主義の祭典」
話/山本敦久(成城大学准教授)
緊急巻頭特集
ジャーナリスト・安田純平さん解放に見る、紛争とジャーナリズム
なぜ戦場取材に行くのか
文/広河隆一
写真特集1
たった一人でアフガンからフランスへ
少年ゴルバンの物語
写真・文/オリビエ・ジョバール
写真特集2
劣悪な難民キャンプ
命を絶とうとする子どもたち
写真・文/アレッシオ・オモ
写真特集3
深刻な食糧難と犯罪
国家崩壊その後
写真・文/イグナシオ・マリン
写真特集4
貧困に潜む肥満危機
写真・文/シルビア・ランディ
大好評連載
〈映画×テレビ×ドキュメンタリー26〉
政権にへつらうメディアの末路
報道の自由を守り抜いた市民とジャーナリスト
〈コラム「OUT LOOK」〉
新基地建設をめぐって続く
国の暴挙と沖縄の抵抗
文/
斎藤美奈子 イラスト/山福朱音
〈コラム「おしどりマコ・ケンの実際どうなの?」〉
「アレ」が奪い去った7年半
消えてはいけない、消してはいけない言葉たち
〈私の取材機材〉
アレッシオ・マモ
【営みの地球】
ヒトスジギンポ
写真・文/吉野雄輔
【編集後記にかえて】
DAYS JAPAN休刊のお知らせ
2004年3月に創刊されたフォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPANは来年2019年2月20日発売の3月号(15周年記念号)をもって休刊します。後略
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